最近になりようやく浸透しつつある『ノマドワーワーカー』という言葉。みなさんも、テレビや雑誌で一度くらいはその言葉を聞く、見ることがあるのかなとおもいます。
近年、会社や団体などの組織に属さずにストレスフリーな働きかたを選択する人が増えつつあります。
そんな自由な働き方スタイルを基本とするノマドワーカーと呼ばれる人たちはいったいどんな職種の人たちなのでしょうか?
その気になる職種や仕事内容を紹介していきたいと思います。
ノマドワーカーとは?
そもそもノマドワーカーってなんでしょうか?
ノマドワーカーという言葉も聞くし、自由な働き方をするっていうことは、フリーランスの類義語?的な捉え方をする人も少なくないようです。
ノマドワーカーの「ノマド」は英語で遊牧民という意味です。遊牧民は住む場所を定めず季節や状況に応じて広い草原を移動しながら暮らしています。
その様子を働き方に置き換えて、好きな場所・好きな時間・好きな環境でどこでもいつでも仕事をするスタイルを「ノマドワーク」といい、そういうスタイルで働く人たちを「ノマドワーカー」と呼ぶようになったようです。
会社や組織に所属していれば、出社時間・出社場所・仕事内容・勤務時間などなどの制限がありますが、ノマドワーカーであれば、それらをすべて自分できめて働くことができますので、ある意味ストレスのかからない働き方ともいえるかもしれませんね♪
ノマドワーカーの働き方は?
上記でも少し触れましたが、ノマドワーカーはその働き方自体がすべて自分によるものです。
例えば仕事をする場所にしても、会社員であれば会社へ出向き仕事をしますが。ノマドワーカーは「状況に応じて仕事の場所を自由に変えることができます。
例えば自宅であったり、カフェであったり、旅先のホテルであったり…と自分のライフスタイルに合わせて仕事をすることができます。
仕事をする時間にしても自分で決めることができるので、その日の体調などによってワークタイムを調整できるのも魅力の一つですね。
ノマドワーカーを目指す人の注意点
さて、仕事をする場所も時間も環境も自分で選べるなんて、なんて素敵な働き方スタイルだろう!と、そう思う人も多いと思います。
しかし!ここでちょっと注意点です。
たしかに自分ですべてが管理できるの出れば会社や組織にいた時のように他人との接触がなくまた管理されることがないのでストレスフリーで仕事を楽しむことができます。
こんなに素敵なことはないと思うのも無理はありません。
ただしノマドワーカーという働き方スタイルは基本、個人事業主と一緒で仕事を自分で探す必要があります。組織にいればその組織や会社から仕事が与えられますが、ノマドワーカーは待っているだけでは仕事は降ってわいたりしませんので、自己責任のもと収入を得る手立てが必要となります。
あたりまえですが仕事あっての働き方スタイルです。
そして、もうひとつ。
自由な働き方ができるということは、裏をかえせばすべて自己責任ということです。
今日は体調悪いからと仕事をせずに横になっていても、気分転換と称してゲームに夢中になってしまいいつの間にか夕方になった…としても誰も文句はいいません。
しかし仕事は確実に滞ります。
ノマドワーカーを目指すならば徹底した自己管理能力が必須となります。
ノマドワーカーに向いている人は?
ノマドワーカーに向き不向きってあるの?と、そう思うかもしれませんが先にも記述したとおり、自己管理能力がしっかりとできる人でないとノマドワーカー的な働き方は難しいと断言します。
では、どんな人がノマドワーカーに向いているのかといえば、自分でしっかりとスケジューリングできて、ライフスタイルの一つとして仕事を楽しめる人ではないかとおもいます。
私もノマドワーカー的な現在の働き方をするようになって、今までと世界観もお付き合いする人たちも180度かわりました。
そして、場所に捉われず必要であれば世界中どこにだって出向けるようになりました。
仕事を消化するということがまずは大前提ですが、会社員時代には苦痛だった仕事がどんなに忙しくても楽しいと思えるのはきっと、自分自身がやりたいと思える働き方をしているからだと思います。
ノマドワーカーの仕事内容は?
ここまででノマドワーカーがどういうものなのかざっくりと理解できたとおもいます。
ではノマドワーカーの仕事内容とはいったいどんな風なのでしょうか?
ここではノマドワーカーな人たちの仕事の内容や一日のスケジューリング、仕事に必要な持ち物などを紹介してみたいと思います。
仕事の内容は働く場所は?
ノマドワーカーの仕事内容は、職種によって様々です。
ノマドワーカーに適した職種はそのほとんどがパソコンとインターネットがつながる環境さえあれば完結してしまうものが多いため、場所を選ばずに仕事ができるということは先にも説明しました。
そして働く場所といえば、『ノマドワーカー=カフェで仕事』しているイメージを持つ方が多いようですが一概にはそうは言えないようです。
例えば親の介護や育児がある人は自宅で…
旅先ではホテルなど…
気分転換では公園などのベンチに座ってなどなど…
場合によってはネカフェや居酒屋さんなどでもパソコンやスマホで仕事するときがあったりまします。
ノマドワーカーの一日の過ごし方
ノマドワーカーの一日の過ごし方…これもまた職種によって様々ですが、一番は自己管理によってなりたっています。
例えば私の例で行くと…こんな感じです。
とかく、ノマドワーカーはすべてが自己管理になります。ぶっちゃけ仕事しててもいいし、しなくても誰にもとがめられることはありません。
しかしだからこそ、キチンとしたタイムスケジューリングを組んで仕事の効率をルーティン化することが一日の過ごし方のコツではないかな~とおもいます。
さらに詳しくノマドワーカーの過ごし方を知りたい方はこちらの記事を参考に→
ノマドワーカーの持ち物は?
ノマドワーカーの持ち物といえば、まずはパソコンとWi-Fiに繋がるルーターが必須です。
現在はカフェや街中のいろんなところでフリーWi-Fiが使えるのでルーターはいらないよと思う人もいるかもしれませんが、私の場合はセキュリティの面なども心配なので、自分のスマホのテザリングを使ってインターネットにつないでいます。
他にも、パソコン用の充電器や予備のバッテリー、メモ帳、ペンなどもあるととても便利です。
さらにノマドワーカーの持ち物について知りたい方はこちらをどうぞ→
ノマドワーカー向きの職種とは?
ノマドワーカーといっても色んな職種があります。自分の今までの経験を活かしてできるものもあれば、これから新しく挑戦しながら仕事を確立していくことも可能です。でも、実際にはノマドワークに向き不向きの職種って実はあるのです。
ここではノマドワーカーに適した職種をいくつかご紹介してみたいとおもいます。
エンジニア・プログラマー
ウェブデザインや、スマホアプリ開発、サイトのコーディングなど、専門スキルが必要ですが、幅広い仕事を受注することができる仕事です。パソコンとネットの繋がる環境さえあれば世界中どこにいてもお仕事できます。
カメラマン
本来専門的な分野ですが、最近はスマホカメラの性能が向上しており、素人でもクオリティの高い写真が撮れるようになりました。またセンス次第で撮った写真に加工を施すことでさらにクオリティアップもでき、その写真をインターネットの画像販売サイトに登録することで収入を得ることもできます。
ブロガー
自分でブログサイトを設置して、ブログを収益化していきます。方法はアフィリエイトなどの広告収入から、情報商材の販売などで収益化できます。基本パソコンがおすすめですが、最近はスマホ一つでブログ運営をしている人もいます。年齢関係なくまたスキルも必要なく、誰にでも始めることができます。
WEBライター
実は需要が伸びてきている分野です。スキル経験関係なく、WEBでのビジネスが可能になります。クラウドソーシングなどを利用することで受注・集客できない人でもビジネスとしてはシンすることができます。ただし本気で稼ぐためにはライティング技術はもちろんですが、多方面の専門知識や取材能力を磨くことが必須です。
翻訳家
翻訳家は英語のスキルを持っていることが大前提ですが、ネット社会で成り立っている現代ではパソコンで仕事がしやすい職種だといえます。
アフィリエイター
ブログや自分のサイトをもってそこで広告収入を得ることができるアフィリエイターは副業にもピッタリの職種といえるのではないでしょうか?ただし、大きく収入を確保するためにはSEOなどの専門知識とライティング力、サイトの構築力などWEB構築が必要になってきます。
投資家
株や仮想通貨、FXなど投資の分野は奥が深くまた多彩です。一昔前のように証券会社を通さないとできなかった投資が、今はネットからの申し込みだけで口座開設でき少額からの投資が可能になったため素人でも参入しやすくなりました。
ただしビジネスとして稼ぐのであれば安易な気持ちでは稼ぐことはできずそれなりの知識と経験が必要です。
コンサルタント
実際に会場や会社にでむいて対面で行うコンサルはいまだにありますが、ここ近年でZOOMやスカイプなどの通信ソフトウェアにより、現地まで出向かずともコンサルすることが可能になってきました。これにより地方にいても全国のクライアントさんと繋がることができるようになったことが、場所を選ばずに仕事ができる分野の一つとなったのです。
個人事業主・起業家
個人事業主や個人起業家がノマドワーカーに向いているというよりも、ノマドワーク的な働き方スタイルが近年定着してきたからこそ、個人事業主や起業家が増えてきたのではないかとも思えます。インターネットの発達によりネットを使ってのワーキングが可能になったからこそ、自由に動く必要のある事業主・起業家たちはまさにノマドワーカーといえるのではないでしょうか。
まとめ
さて、ノマドワーカーと呼ばれる人たちの職種や仕事の内容、働き方などはおわかりになったでしょうか?
ノマドワーカーな人たちはまだまだ今の社会では急激に増えていくわけではありませんが、会社や組織でのストレスで悩んでいる人や、また、働きたくても家庭の事情で決められた時間ではたらくことが厳しい人たちには救いになる働き方スタイルではないかとおもいます。
しかし、その反面、自分の希望する額に見合う収入が毎月入るかといえば、それは個人個人のスキルや力量によって定まらず、安定した収入を得たい人には難しいというのも実情です。
ですが職種によっては、スキルがなくても挑戦する価値のある分野もあるので、副業という位置から始めてみるのもいいかもしれません。
実際に私の場合、パソコンスキルなど全くない状態から、現在ではIT講師としてノマド生活を送ることができています。
ノマドワーカーという働き方スタイルで新しい自分や新しい世界に出会う可能性も大きいのではないでしょうか。